確認しよう!パピーを迎えたら【後編】


前編では生活にフィーチャーしてお話ししましたが、いかがでしょうか。
この後編ではワクチンなど予防接種のお話をしていきます!

ペットにとってもそうですが、人にも病気が感染することがあるので、
互いの健康を守る上でとても大切なお話になります。

ぜひ最後まで読んでみてください!

予防接種

予防接種は、「混合ワクチン」と「狂犬病ワクチン」の2つ行います。
それぞれの時期やポイントを抑えましょう!

① 混合ワクチン

多くの場合、パピー犬の混合ワクチンは3回の接種が必要。
ペットショップなどからのお迎えの場合、1回目の接種がすでに終わっていることが多いです。

その場合には、1回目のワクチンの接種証明書をもって、
接種証明書に書かれた日付を目安に動物病院へいきましょう!

子犬の混合ワクチンは生後6-8週齢に最初の接種を行います。
その後は3-4週間ごとに接種を繰り返し、16週齢ごろに最後の接種を行えるように調整します。

【接種スケジュール】
1回目 生後6-8週齢(例:生後8週齢)
2回目 1回目接種から3-4週間(例:生後12週齢)
3回目 2回目接種から3-4週間(例:生後16週齢)

② 狂犬病ワクチン:

狂犬病ワクチンは、狂犬病予防法により全ての子犬には接種が義務付けられているため
【1回目の接種:生後91日以上、その後の追加接種:年1回】のスケジュールで、
必ず受けさせるようにしましょう。

・パピー犬の接種のタイミング
3回目の混合ワクチン接種(おおよそ16週齢ごろ)から、3週間以上間隔をあける。
例)16週齢で3回目の混合ワクチン接種→19週齢で狂犬病予防接種

【よくある疑問】
Q:すぐに接種させるべき?
A:自宅に迎えたばかりのワンちゃんは環境の変化により強いストレスがかかっていると思われます。
一週間ほどは自宅で様子をみて、新しいお家の環境に慣れてから病院で予防接種を受けさせるようにしましょう。
ワクチンの接種予定日は目安ですので多少遅れても問題ありません。

Q:何時ごろがいいとか接種時間におすすめはありますか?
A:パピー犬に限らず、急な体調の変化に対応しやすいよう、予防接種は午前中に行うのがおすすめ!

犬の登録と犬鑑札について

・犬の登録
「狂犬病の予防注射の接種」ともに、生後3カ月以上の犬は「犬の登録」が義務づけられています。
居住している市区町村にワンちゃんの登録をしましょう。

※登録は基本的に生涯に1回ですが、所在地や所有者が変わった場合は届け出が必要です。

また、登録書類は各地方自治体に提出し、愛犬が登録されると犬鑑札が交付されます。
狂犬病の注射済票とともに常に犬の首輪につけておくことになっています。

最初の狂犬病の予防注射を接種した際に、登録申請の代行をしてくれる動物病院も増えているので、
注射をお願いした病院で代行措置があるか聞いてみましょう!

お散歩デビュー

大切なのはなるべく早くから、怖がらせないようにゆっくりと環境に慣らしていくこと。
社会化期と呼ばれる時期は、パピー犬にとって先輩ワンちゃんたちからの様々な歓迎を受けて
接し方を学び、大きく成長する大切な時間です。

まずは飼い主さまが抱っこで外の環境に慣らしていき、交通量の少ない静かな道からお散歩を始めて、
ケガをしないように見守りながら、たくさんのワンちゃんと交流の機会を設けてあげましょう!

【デビュースケジュール】

お散歩デビューは3回目の混合ワクチン接種が終わってから、【2-3週間たった頃】が理想です。
ワクチンによって体に十分な免疫が得られるまでの期間は不特定多数のワンちゃんとの接触はなるべく避けましょう。

社会化期は短いので、はじめは抱っこで外の環境に5分だけでも触れさせるなどの対応でも十分ですよ!

フィラリア症、ノミ・マダニ予防

フィラリア症の予防シーズンに入ったら、成犬と同様にパピー犬もフィラリア症の予防が必要。
近年では、地球温暖化の影響もあり早い段階でフィラリアの感染源である”蚊”の活動温度に達します。
お住いの地域で蚊を見かけたら、それが予防開始時期になります。

毎月一回のお薬の投薬を行います。生後8週齢から使用できるお薬がありますので、
予防シーズンになったら動物病院で相談しましょう。

後編、予防についはいかがでしたか?

前編含め、たくさん注意すべき点はありますが、その地域ごとに何か催しがあったり、
決まりがあったりなどもあると思いますので、お散歩や病院で知り合った先輩飼い主さんからも
いろいろ情報を聞くといいと思います!

ぜひとも、楽しく、ワンダフル・ニャンダフルな生活をお送りください!