困った！ペットの無駄吠え、無駄鳴き対策　問題行動の改善法【前編】

犬・猫に関するお悩みの中で、常に上位に君臨する「無駄吠え、無駄鳴き・噛み癖・食ムラ」。

今回はそんなお悩みに対して、解説・対策をご紹介します。
ぜひご覧いただき、大切なペットとより良い関係性を築いてもらえたらと思います！

また、あまりにも状態がひどい場合は、獣医師に相談の上「しつけグッズ」の使用検討も必要です。
ぜひお近くの海動物病院へご相談ください☆

それでは前編、「無駄吠え、無駄鳴き」についての解説スタートです！

■テーマ1 : 無駄吠え・無駄鳴き

こんなお悩みを抱えていませんか？

【犬編】
・ケージから出してほしくて吠えてしまう…
・玄関のインターフォンが鳴ったら吠えてしまう…
・お散歩中、他のワンちゃんや通行人に吠えてしまう…

【猫編】
・要求に応えているはずなのに鳴き続ける…

この、無駄吠え・無駄鳴き、じつは原因によって動機が異なるので対応も異なってきます。
さっそく種類ごとに1つ1つ見ていきましょう！

① 要求吠え・鳴き

ケージから出たい、ごはん・おやつが欲しい・構ってほしくて吠える、鳴く など

【対応・対策】
反応しない！あきらめるまで無視しましょう。
犬も猫も、反応してしまうと「吠えたり、鳴くと希望通りになる♪」と思ってしまいます。
心を鬼にして、目も合わせないようにすると尚よしです。がんばりましょう。

② 不安やストレスによる吠え・鳴き

・家族が外出の準備をしている段階で、そわそわしたり、呼吸が荒くなったりする
・なんだか落ち着きがない
・お留守番をしている時によく吠える　など

【対応・対策】
■犬：少しずつ一緒にいない状況に慣れてもらいましょう。
分離不安を起こしている可能性が高いです。
まずは、家の中で飼い主さんと少しの時間だけ別の部屋にいるようにするなど、
一緒にいない状況に慣れさせるようにしましょう。

※我慢できたときは、おやつをあげるなどして、しっかり褒めてあげてください！
※離れる時間は徐々に増やすことがポイントです。

■猫：一度狭い場所に入れて様子をみましょう。
狭い空間に入ると気持ちが落ち着くため、おとなしくなる習性があります。
無駄鳴きが止まない場合に試してみるのも1つの手ですよ。

※落ち着いたら自分から出られるように、入り口は開けておきましょう！

③ 散歩中、ほかの人や犬に対する吠え

・飼い主様にほかの人や犬が近づいたときに吠える
・飼い主様、ほかの人・犬に近づきたくて興奮して吠える　など

【対応・対策】
・近づかれたくなくて吠えている場合：「嫌悪感・恐怖心・警戒心」を抱いているかも。
無理に慣れさせようとせず、原因に対してポジティブな意識づけを少しずつ行いましょう。
原因に対し吠えずいられたら、おやつをあげつつ、しっかり褒めましょう☆

・自ら近づきたくて興奮して吠える場合：「調べたい！嗅ぎたい！」という欲求MAXの状態かも。
飼い主様はあえて冷静に、落ち着いた声のトーンと仕草で対応しましょう。

喜びを大いに爆発させているので人間側も嬉しくなってしまいますが、
テンションを合わせてしまうと、吠えを助長させてしまう可能性があります。
飼い主様の冷静な対応が重要です！

また、漠然とした不安をもつ犬は、
常に落ち着かず、小さな物音に対しても過剰に吠えてしまいます。
あまりに困っている場合は、獣医師など専門家に相談しましょう。

④ その他

・認知機能低下を原因とする吠え
犬も猫も、高齢になると認知症を患うことがあり、
その結果昼夜問わず吠えたり鳴いたりすることもでてきます。

・発情による無駄鳴き
猫は発情期中、無駄鳴きの頻度が高くなる傾向があります。
避妊・去勢手術を検討するなど、獣医師に相談するといいですよ！

後編では、「噛み癖・食ムラ」対策について解説します！
ぜひ続けてチェックしてください☆